ハワイ(アメリカ)

自然豊かで、快適に暮らせる常夏の島
Photo:iStock/delamofoto

留学先としての魅力

  1. 常夏の気候でいつでも快適に暮らせる
  2. 人気の観光地で海外滞在の不安を感じさせない
  3. 日本から気軽に行け、アメリカ英語に浸れる

ハワイの基本情報

太平洋の真ん中に位置するハワイは、アメリカ合衆国に最後に加盟した50番目の州。オアフ島、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島など8つの島と、100以上の小島で構成されています。気候は熱帯に属するため、平地であれば真冬でも暖かいのが特徴です。

常夏の気候、美しいビーチや火山などの自然、マリンスポーツに代表されるアクティビティなどにより、旅行先としての人気も高く、観光業で成り立っている島です。近年は、フラやロミロミ(伝統的なマッサージ)などの、先住民の文化も注目を集めており、語学学校の中には、フラやウクレレ、パッチワークなどのレッスンと組み合わせたプログラムを提供しているところもあります。

観光地なので物価は高めですが、治安や気候の面で住みやすいだけでなく、日本語が通じる場所も多く、海外生活に不安を感じる人にはおすすめです。語学学校はオアフ島に集中しているので、マウイ島やハワイ島を希望する場合は、大学内の英語コースを選ぶといいでしょう。

州都 ホノルル
人口 130万人(2010年 米国国勢調査局)
面積 16,635平方キロメール
公用語 英語
通貨 米ドル(USD)
宗教 主にキリスト教
時差 −19時間
アクセス 日本からホノルルへは、直行便で約7時間
ビザ情報 90日間はビザは不要だが、事前にESTA(エスタ/電子渡航認証システム)の申請が必要。ただしESTAで語学学校に通えるのは、授業時間が週18時間未満のコースに限られる。
【学生ビザ(F1ビザ)】
90日以上滞在して就学する場合や、短期でも週18時間以上の授業を受ける場合は、事前に学生ビザを申請し(申請条件として、語学学校が発行する入学許可証が必要)、アメリカ大使館(領事館)でビザ面接を受ける必要がある。

※ご紹介している情報は、外務省、ハワイ州観光局、在ホノルル総領事館サイト、米国大使館などの公式サイトを参考にしています。内容によっては変更される場合もありますので、渡航前に最新情報をご確認ください。

ハワイの生活情報

観光で訪れる人が多いハワイですが、現地で生活するとなると勝手が違ってきます。
ハワイの気候や環境、物価、食についてよく理解したうえで渡航しましょう。

旅行先、留学先ともに大人気。日本人が暮らしやすい南の楽園

年間100万人以上の日本人が訪れる、人気の旅行スポット・ハワイは、留学先としても人気があります。マウイやカウアイなど個性的な島々のなかでも、語学学校のほとんどがオアフ島の最大都市・ホノルルに集中。青い海と空が広がる豊かな自然と開放的なシチュエーションに加え、アメリカならではの都市文化も同時に味わえるため、楽しみは尽きることがありません。もちろん、日本人向けのお店や日本語の案内が充実し、生活面でも暮らしやすいのが特長です。

ただし、日本人にとってなじみの深いスポットだけに、語学学校には日本人留学生が多数在籍。なるべく英語漬けの生活が送りたい方は、海外留学生の比率が多い学校を選んだり、夏休みなどのバカンスシーズンを外すと、比較的日本人が少ない環境で学ぶことができます。

気候は、大きく分けて4〜9月が夏(乾季)、10〜3月が冬(雨季)。しかし、冬でも平均気温が25.6度、さらに雨季とはいえスコールのような通り雨がほとんどなので、常夏のイメージ通り、年間を通じて暖かく過ごしやすいといえるでしょう。

自由度を優先するならアパートかコンドミニアム滞在がおすすめ!

留学中の滞在には、ホームステイがポピュラーですが、ステイ先はホノルルから遠く離れたエリアにあることが多く、通学に1時間以上かかることも。学校によってはバス・トイレつきの寮があったり、ドミトリーを手配してもらえるので、利便性をとるならその方がベターです。ただし、1か月以上の滞在に限られたり、多くの学生が利用するため、早めに問い合わせましょう。

よりプライベートな空間を重視する方は、割高にはなりますが、コンドミニアムに滞在するのが確実です。最短1泊から借りられ、目安は約75ドル〜、1か月になるとだいたい月2000ドル〜借りることが可能です。ハワイは個人所有のコンドミニアムを貸し出すバケーションレンタルのシステムが発達しており、物件情報をまとめて紹介する日本語のウェブサイトもあるので、比較的気軽に利用できます。語学学校によってはコンドミニアムを寮として利用しているので、学校選びの際に確認するといいでしょう。

オアフ島での主な交通手段は、島全域をカバーする「ザ・バス」、ホノルルの観光名所をまわる「ワイキキトロリー」、もしくはタクシーの3つ。ザ・バスはどこまで乗っても2.5ドルなので、島内の観光にも便利です。なお、アメリカ圏のため、レストランやタクシーの支払いには18〜20パーセント(高級レストランでは25パーセント程度)のチップが必要。エステやマッサージ店では同様のチップがすでに加算されているところも多いので、レシートを必ずチェックしましょう。

日本でも人気のローカルフードをカジュアルに楽しんで!

ロコモコやポキ、ロミロミサーモンやガーリックバターシュリンプなど、まずはハワイのローカルフードを堪能したいもの。日本人の好みに合う味付けのうえ、ライスがセットになっていることが多いので、飽きることなく楽しめます。また、パンケーキやエッグ・ベネディクト、アサイーボールなどがいただける、日本では行列ができる話題のレストランに比較的並ばず入れるのもうれしいポイント。もちろん、日本食やアメリカンフード、チャイニーズやベトナミーズなど、国際色も豊かです。

また、高級レストランを含め、ハワイではほぼすべてのレストランでテイクアウトができるので、滞在先でゆっくりと食事したい時におすすめです。その際のチップは5〜10パーセントを目安にチップ払いましょう(お店によっては不要な場合も)。

スーパーマーケットはワイキキ中心部には1軒しかありませんが、少し足を伸ばせば「ホールフーズマーケット」や「ターゲット」など、大型の店舗が多数あります。また、至るところに深夜まで営業しているコンビニ「ABCストア」があるので、ちょっとした買い物なら困ることはありません。日系人も多いハワイは、日本食の調味料や食材も充実しているので、自炊する場合でも問題はないでしょう。

なお、レストランやスーパーでは、日本の消費税にあたるハワイの州税が、4.166パーセント(オアフ島のみ4.712パーセント)かかります。また、ホテルの宿泊料金には、さらに9.25パーセントのホテル税が加算されます。

※文中の金額や税率は変更されることがありますので、ご注意ください。

おすすめの都市

語学学校は、多くの観光客が訪れるホノルルに集中しています。
リゾート地ならではのアクティビティも充実しているのが魅力です。

ホノルル Honolulu
©iStock/SPrada
都会と自然が両方満喫できる
世界屈指のリゾート都市
オアフ島南東部に位置するハワイ州の州都であり、世界でも有数のビーチリゾート。なかでもワイキキビーチとアラワイ運河に囲まれたワイキキは、リゾートホテルやブランドショップが立ち並ぶ、最も華やかなエリアです。ほかにも「アラモアナセンター」があるアラモアナや、行政が集まるダウンタウンなどのエリアがあります。