シンガポール

東南アジア一安全で、先進的なビジネス都市
写真/豊田美喜 Photo:Miki Toyoda

留学先としての魅力

  1. 東南アジアでいちばん衛生的で安全な都市
  2. 英語が公用語で、国際的な環境
  3. ネイティブ講師の語学学校がある

シンガポールの基本情報

マレー半島の南端に位置する非常に小さな国で、面積は東京23区と同程度。小さな島も多数擁する多民族国家です。イギリスの植民地となって繁栄した時代もありましたが、戦後はマレーシア連邦として独立し、さらにその連邦を脱退してイギリス連邦内共和国となりました。

エリート教育と2か国語教育(「英語」と「マレー語や中国語などの母国語」)などを実施し、また、金融やエレクトロニクス、運輸、通信などのビジネスに力を入れてめざましい経済成長と遂げ、東南アジアのビジネスハブとしての地位を確立しています。

東南アジアの中では、清潔さや便利さ、治安の良さは群を抜いています。ただし、東南アジアの他国と比べると物価は割高で、日本より高いものもあります。

シンガポールで話される英語は「シングリッシュ」と呼ばれ、多少の訛りがありますが、語学学校にはネイティブの講師がいるので、英語学習に問題はありません。

首都 シンガポール
人口 約561万人(2016年 シンガポール統計局)
面積 約718平方キロメートル
公用語 英語、中国語、マレー語、タミール語
通貨 シンガポールドル(SGD)
宗教 仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンドゥー教
時差 −1時間
アクセス 日本からシンガポールへは、直行便で約7時間30分
ビザ情報 30日間はビザは不要(e-XTENDを利用すれば、30日間の延長可能)。
【学生ビザ】
60日以上滞在して就学するなら、学生ビザを申請する。入国後の申請も可能(申請時には、指定された学校の入学許可書などが必要)。

※ご紹介している情報は、外務省、駐日シンガポール大使館、シンガポール入局管理局などの公式サイトを参考にしています。内容によっては変更される場合もありますので、渡航前に最新情報をご確認ください。

シンガポールの生活情報

留学が目的とはいえ、快適に滞在できなければストレスが溜まってしまいます。
シンガポールの気候や環境、物価、食についてよく理解したうえで渡航しましょう。

1年中常夏。インフラも充実、暮らしやすさはアジア随一

北緯1度の赤道近くのシンガポールは亜熱帯気候で、高温多湿。地理上台風もありませんが、特有のスコール(大雨)が1日数回降ることがあります。四季はありませんが、乾季(3月〜9月頃)と雨季(10月〜2月頃)があり、雨季は多少気温も下がり過ごしやすくなります。植物の生態が違うため、花粉症で悩まされることもほとんどありません。

ウォータースポーツ、サッカーやテニスといった屋外スポーツも盛んで、季節に左右されないのはメリット。日差しが強く日中はサングラスや日傘が必要で、学校を含む公共施設の室内はクーラーが強めに効いているため、薄手の上着などを持ち歩く方も多いです。また、衣替えの必要がないのは気軽ですが、湿気が多いために革製品や靴などがカビで傷むケースも。また、蚊を媒介としたデング熱にかかる人もたまにいます。

シンガポールは東南アジア一安全な都市と言われています。歩道、街路樹、街灯などもきれいに整備され、国際色豊かであらゆる人種の住民が仲良く暮らしています。犯罪の取り締まりも厳しく、夜間の一人歩きもたいていの場所で不安に感じることはありません。ただし、犯罪率はゼロではないので、最低限身のまわりに注意を払うことは必要です。

多民族共存の居心地、安全な環境。納得のコスト高?

好景気が続き、ここ数年の物価上昇は著しく、特に家賃や生活費は日本の都心より高い印象です。住居に関しては、1〜3か月の短期滞在の場合、HDB(公共団地:シンガポール人の80パーセント以上が入居)やコンドミニアムを借りるか、長期滞在型のサービスアパートメントやホステルに滞在する選択肢があります。

前者のHDBやコンドミニアムの場合、短期滞在を歓迎する習慣があまりなく、入居者が一時的にいないなどの理由でインターネット上で募集する程度で、物件としては少なめかもしれません。ユニットを丸ごと借りたり(約1,800SGドル〜/月)、フラットシェアとして一部屋借りる(約1,000SGドル〜/月)ことができます。サービスアパートメントはたいていホテル並みの高級感と利便性があるので、小さい部屋でも約3,500SGドル以上は見込んだほうがよいでしょう。その他、ホステルなどは個室で一泊80SGドル〜が目安となります。それ以外の予算でも、4人から6人のドミトリー式のホテルなら清潔で快適なところがあります。

交通面では、公共交通機関(MRT地下鉄、バス)を使えば比較的自由に安く移動できます。タクシーも日本よりは安い(初乗り3SGドル〜)ので日常的に利用されています。

「ごはん食べた?」のあいさつ。古今東西の食が充実

多民族国家なので、食のバラエティーがとても豊富です。特にシンガポール人は食へのこだわりが強く、ローカル料理に関しては、中華系、インド系、マレー系の料理それぞれが充実しており、極辛のものを除けば日本人の口に合うものも比較的多いです。外食する際は、フードコートでローカル料理のスープ麺やチャーハンなど(5SGドル〜)で早く安く済ませることもできれば、日本で食べるのと勝るとも劣らない本格和食レストランやミシュラン星獲得シェフによる高級レストランまで、幅広いチョイスがあります。

一般的に、オフィス街を除いた居住区のMRT駅近くには必ずフードコートやレストランがいくつもあり、生鮮食品を扱うウェットマーケット(市場)やスーパーマーケットなどがあります。最近はローカルのスーパーマーケットでも簡単な日本食材を取り扱うところも。また、伊勢丹や明治屋といった日系のスーパーマーケットが島内にいくつかあり、たいていの食材や調味料、野菜や鮮魚まで割高ではありますが手に入ります。

※文中の金額や税率は変更されることがありますので、ご注意ください。

都市紹介

シンガポールは小さな国なので、ご紹介する首都もシンガポールです。
ビジネスや観光で多くの人が訪れる都市の魅力を知っておきましょう。

シンガポール Singapore
©Miki Toyoda
東南アジアのビジネス&学術ハブ
インフラの充実と安全性は域内随一
建国わずか50年のシンガポール。故リー・クワンユー氏が強いビジョンと実行力で、政治、経済、教育、国民の暮らしを世界的にも高い水準に引き上げました。金融や貿易のハブとしてだけでなく、医療、バイオ、クリエイティブ産業にも力を入れています。緑多く美しい都市で、めまぐるしく進化するアジアの鼓動が感じられるでしょう。