ニュージーランド

地球上の自然が凝縮され、日本のような四季が楽しめる
写真/豊田美喜 Photo:Miki Toyoda

留学先としての魅力

  1. 自然豊かでのんびりとした環境
  2. 比較的治安がよく、暮らしやすい
  3. 長期滞在が可能なビザもある

ニュージーランドの基本情報

北島と南島、および小さな島々によって構成され、日本のような細長い島国であると同時に、日本のような四季があるのも特徴です。原生林、火山台地、氷河、山脈、砂丘、湖など、地球上の多彩な大自然が凝縮されており、「地球の箱庭」と称されるほど。世界自然遺産や国立公園も多く、国土の20パーセントは自然保護区に指定されています。

人口の8割が欧州系で、イギリスの雰囲気を残す街並みも魅力。国民性はフレンドリーで、経済基盤が安定しているため、治安がよいことでも知られます。また、食料自給率300パーセントの農業大国なので食料品の物価は安く、長期滞在に適しています。留学先としては教育水準が高く、語学学校のプログラムが充実しているのも人気の一因です。

首都 ウェリントン
人口 約469万人(2016年 ニュージーランド統計局推計)
面積 27万534平方キロメートル
公用語 英語、マオリ語、ニュージーランド手話
通貨 ニュージーランドドル(NZD)
宗教 主にキリスト教
時差 オークランド:+3時間(サマータイム期間は+4時間)
※サマータイム期間:9月の最終日曜の午前2時から4月第1日曜の午前3時まで。南半球のため、日本の冬の時期が「サマータイム」となる。
アクセス 日本からオークランドへは、直行便で約11時間
ビザ情報 3か月間はビザは不要。
【学生ビザ】
3か月以上滞在して就学するなら、事前に学生ビザを申請しておく(申請時には、ニュージーランドの学校の入学許可書や滞在資金に関する証明書などが必要)。
【訪問者ビザ】
観光などの目的で、入国日から18か月以内に合計9か月の滞在が可能。3か月以内であればこのビザで学校に通うこともできる(申請時には、資金証明などが必要)。
【一時退職者ビザ】
66歳以上の退職者で、資金投資などの条件を満たす場合、2年間有効な一時ビザが取得できる。

※ご紹介している情報は、外務省、ニュージーランド大使館、ニュージーランド移民局、VFS Global(ニュージーランドビザ申請センター)などの公式サイトを参考にしています。内容によっては変更される場合もありますので、渡航前に最新情報をご確認ください。

ニュージーランドの生活情報

留学が目的とはいえ、快適に滞在できなければストレスが溜まってしまいます。
ニュージーランドの気候や環境、物価、食についてよく理解したうえで渡航しましょう。

酷暑・極寒のない気候と大らかなお国柄が特長

大自然に恵まれたニュージーランドは日本と同様、四季がある国です。南半球に位置しており、日本とは季節が逆で3〜5月が秋、6〜8月が冬、9〜11月が春、12〜3月が夏になります。南北に長いため地域によって気候が異なりますが、国全体が通年温暖な海洋性気候に属し、年間の気温差は10度程度と小さく過ごしやすいことが魅力です。ただし「1日の間に四季がある」といわれるほど日気温差が激しいので、夏でも長袖や上着の用意が必要。ベストシーズンは春から夏ですが、ウインタースポーツが好きな方は冬に滞在するのもいいでしょう。観光の繁忙期がひと段落する秋もしっとりした雰囲気で通好みです。

ニュージーランドは欧米諸国の中でも治安がよく、留学生も安心して滞在することができます。住民の5人に1人が海外生まれといわれるほど多国籍な人々が暮らす移民国家であり、外国人的な扱いを受けることも少なく、現地の生活に溶け込みやすいでしょう。大らかで親切な気質を持つニュージーランド人はさまざまな英語の発音に慣れているため、多少つたない表現でも理解する努力をしてくれるので英会話の上達にもピッタリです。

長期滞在型のサービスアパートメントが快適

ニュージーランドは車社会。オークランドやウェリントンなどの主要都市ではバス、鉄道といった公共交通機関が発達していますが、郊外に滞在する場合はレンタカーを利用するといいでしょう。都市部で生活している場合も週末などにレンタカーを借りると行動範囲が広がり、買い物や観光にも重宝します。

滞在先にはホテル、アパートメント、B&B、ロッジ、ホームステイといった種類があり、現地の暮らしを体験したいならホームステイ、プライバシーを重視するならアパートメントがいいでしょう。一般の賃貸アパートメントは長期契約が必要ですが、旅行者やロングステイヤー(長期滞在者)を対象としたサービスアパートメントであれば短期でもOK。サービスアパートメントはホテルと同様のサービスが受けられる長期滞在型コンドミニアムのことで、家具、キッチン、洗濯機など生活に必要なものがそろっています。語学学校によっては、これらの宿泊施設を紹介してくれる場合もあります。

最近の円安の影響もあり、ニュージーランドの生活費は意外と高め。特にオークランドは東京とほぼ変わりません。節約をしたい方は郊外を選ぶと出費が抑えられるでしょう。

各国からの移民が織り成す、多彩な食文化が楽しめる

多民族が暮らすニュージーランドでは世界各地のグルメが味わえます。日本でもおなじみの中国、韓国、インドのほか、マレーシア、中近東、メキシコ、南米など、どれも移民が手がける本格派。主要都市では日本料理レストランも充実し、特に「寿司」は広く浸透していて気軽なテイクアウトの店もたくさんあります。一般的なスーパーでも醤油や味噌といった基本的な和食の調味料が売られ、都市部に多い日本食材店やアジア系スーパーマーケットへ足を運ぶとほとんどの材料が入手できるので不便を感じることはありません。

ニュージーランドならではの食に挑戦したいならまず試したいのがラム。臭みがなくジューシーなので日本で苦手だった方でもおいしくいただけるでしょう。そのほかにサーモン、ムール貝、オイスター、鹿肉などが名産品です。酪農大国だけにチーズ、ヨーグルトといった乳製品のクオリティも秀逸です。また、カフェ文化が発達しているので個性溢れるカフェを巡るのも楽しいでしょう。つい長居したくなる落ち着ける雰囲気を持ち、Wi-Fiを完備しているカフェが多いのでコーヒー片手に勉強する学生の姿も見られます。

おすすめの都市

語学学校があり、滞在しやすいニュージーランドの都市をピックアップしました。
勉強しながら暮らしてみたい都市を見つけましょう!

オークランド Auckland
©Miki Toyoda
ニュージーランド経済の中心を担う
都市と自然が調和した美しい帆の街
人口150万を抱えるニュージーランド最大の都市。湾内に多数のヨットが浮かぶ美しい港町で、別名「シティ・オブ・セイルズ」と呼ばれています。日本人を含めアジア人が多いため、生活する上で大変便利。語学学校の数も国内一で、多様な選択肢の中から最適な学校を見つけることができます。都会と自然の両方を楽しみたい方にもおすすめです。
ロトルア Rotorua
©iStock.com/rusm
マオリ文化が息づく大地熱地帯は
多彩な野外アクティビティの宝庫!
北島の中央に位置する世界でも珍しい大地熱地帯です。火山湖や間欠泉といったダイナミックな景観が見られ、森林や湖水をフィールドにトレッキング、釣り、マウンテンバイクなどさまざまなアクティビティが満載。日本人には嬉しい温泉地でもあります。また、古くから先住民マオリが多く暮らすエリアで、マオリ文化に触れることができます。
ウェリントン Wellington
©Ian Trafford
ハイソなムードが流れる首都で
上質な文化とグルメを堪能!
国会議事堂、諸官庁などが並ぶニュージーランドの首都。政治の中心地であると同時に名門ヴィクトリア大学を有する文教都市でもあり、国立博物館、オペラ座、劇場、ギャラリーなど上質な文化スポットが充実。さらに国内随一のグルメタウンという顔も持ち、ワンランク上の滞在が楽しめます。日本人は比較的少なく、穴場的な留学先といえます。
クライストチャーチ Christchurch
©iStock.com/BluesandViews
復興により再生・進化し続ける
英国文化が薫るガーデンシティ
ゆったりと流れるエイボン川と緑豊かなハグレー公園を擁し「ガーデンシティ」の愛称で知られる南島最大の都市。2011年の大震災から徐々に復興を遂げ、最も勢いのある街に再生しつつあります。舟遊びのパンティングやガーデニングなど英国文化の影響が強く、ヨーロッパの雰囲気が味わえます。アットホームな語学学校が多いことも魅力です。
クイーンズタウン Queenstown
©Miki Toyoda
女王陛下にふさわしいと称される
風光明媚なレイクリゾートタウン
サザンアルプスとワカティプ湖の対比が美しい風光明媚な街。ハリウッド映画のロケ地にも使われる壮大な自然を舞台に、トレッキング、クルーズ、スキーなど多彩なアクティビティが通年楽しめます。観光地だけに物価は高めですが、世界遺産テ・ワヒポウナムへも近く、観光やスポーツなど余暇も満喫したい方におすすめです。