留学先としての魅力
- 本場のブリティッシュ英語が学べる
- 伝統と歴史ある街並みを楽しめる
- ヨーロッパのほかの国へ旅行ができる
イギリスの基本情報
正式な国名は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」で、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの地域から構成されています。
首都のロンドンは政治や金融の中心であり、また最先端の流行発信地でもあります。いっぽう、ロンドンから少し離れると、美しい田園風景が広がり、歴史を感じさせる古城なども残っています。ロンドンは物価が高いのが難点ですが、都会暮らしをしたい人にはおすすめ。地方都市では、学園都市であるオックスフォードやケンブリッジなどが人気です。
「英語」発祥の国であり、語学学校も多く、外国人への英語教育システムはハイレベルに保たれています。ただし、アメリカ英語を学んできた日本人がブリティッシュ英語に慣れるには、やや時間がかかるかもしれません。
首都 | ロンドン |
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人口 | 6,511万人(2015年 外務省) |
面積 | 24.3万平方キロメートル |
公用語 | 英語 |
通貨 | 英ポンド(GBP) |
宗教 | 主にキリスト教(英国国教など) |
時差 | -9時間(サマータイム期間は-8時間) ※サマータイム期間:3月の最終日曜の午前1時から10月の最終日曜の午前1時まで |
アクセス | 日本からロンドンへは、直行便で約12時間30分 |
ビザ情報 | 観光等であれば6か月間はビザが不要だが、留学する場合は、入国時に短期学生ビザ(最大6か月)の申請が必要。 【短期学生ビザ(Short-term study visa) 6か月】 6か月以内であれば、学生として滞在可能。申請時には、学校の入学許可証など必要書類があるので要注意。 【短期学生ビザ(Short-term study visa) 11か月】 英語コースに留学する場合にかぎり、11か月まで滞在可能な短期学生ビザが取得可能。事前に日本で申請し、取得しておく。 【Tier 4 成人学生ビザ(Tier 4 General Student Visa)】 11か月以上滞在して就学するなら、事前にTier 4 成人学生ビザを申請しておく(申請条件は、留学先の学校がUKBA/英国国境局に登録されていること、16歳以上、など。語学力の証明も必要)。 |
ご紹介している情報は、外務省、駐日英国大使館、英国政府観光庁、UKBA(英国国境局)、ブリティッシュ・カウンシルなどの公式サイトを参考にしています。内容によっては変更される場合もありますので、渡航前に最新情報をご確認ください。
イギリスの生活情報
留学が目的とはいえ、快適に滞在できなければストレスが溜まってしまいます。
イギリスの気候や環境、物価、食についてよく理解したうえで渡航しましょう。
温暖な気候だが、変わりやすい天気には注意して
イギリスは北緯49〜61度と高緯度にあり、寒い北国と思われがちですが、北大西洋海流の影響で気温は比較的温暖。また、日本と同様に四季があります。滞在に最もおすすめなのは6〜8月初旬までの夏の期間。この時期は、日射しは強いものの日本のような湿気がないので大変過ごしやすく、花や緑の美しいイングリッシュ・ガーデンを満喫することができます。
「雨が多い国」と思われがちのイギリスですが、実際の降水量は日本に比べ少なく、例えばロンドンの年間降水量は東京の3分の1程度です。ただ「一日に四季がある」というのは確かにその通りで、日中はタンクトップでも十分なほど暑い日であっても、朝夕は暖房が必要なほど冷えるといった日もあり、その上、突然雨が降ったりするので、上着やストールなどの準備は必須です。
治安は比較的良く、観光客の多い都市部ではスリや置き引きなどには注意が必要ですが、銃を使った凶悪な犯罪などはまれです。
住居費は高いが、住まい方の選択肢は多様
イギリスでの滞在には、ホテル、B&Bをはじめ、アパートメント、ホームステイなど、目的と予算に応じて様々なタイプを選ぶことができます。ロンドンなどの都市部ではかなり費用が高くなりますが、価格を比較できるウェブサイトなどを使って、エリアや予算など自分の条件にあったものを探すことは可能です。日系の不動産会社の中には短期/長期滞在者向けの賃貸物件を紹介してくれるところもあるので、英語での契約に自信のない場合にはそれらを利用するのも効率的です。
また、最近では光熱費やインターネット費用等もすべて込みのサービスアパートメントの物件も人気があります。費用は地域や物件によってもかなりばらつきがありますが、ワンベッドルームで賃料は週約1000ポンド〜となります。
ロンドンでは地下鉄、バス、電車等の公共交通機関を利用する際には「オイスターカード」と呼ばれるプリペイドカードを利用するのが便利です。料金はゾーン制となっていて、1日に課金される上限額が決められており、それ以上は乗れば乗るほど得になる仕組みです。
なお、日本の消費税に相当する付加価値税(VAT)は20パーセントですが、食料品(一部除く)、水道水、医薬品といったものは無課税です。また、課税されるものについて、商品の値段はすべて税込みの値段で表示されています。
世界中の美食を味わえる「おいしいイギリス」
「イギリス料理はまずい」という悪評は遠い昔のもの。ロンドンにはミシュランの星付きレストランもたくさん存在していますし、大都市でなくても世界各国の料理を食べさせるレストランが各地にあります。また、スーパーで購入できる「レディーミール」と呼ばれる、オーブンや電子レンジであたためるだけで食べられる料理ですら、インド料理、イタリアン、タイ料理や日本食など種類も味も充実しています。
英国産の食材では、スーパーで手軽に買えるチェダーやスティルトンをはじめとする国産チーズは値段も手頃で、おつまみとしてだけでなく、料理に利用するのもおすすめです。また、スコットランド産のスモークサーモンは、味の良さももちろんのことながら、日本に比べてずいぶん安く入手できるのに驚くでしょう。
日本食材を扱う日系食材店はロンドンをはじめ各都市に点在しており、インターネット販売をしている店もあるので地方滞在でも利用が可能です。最近では一般のスーパーでもうどん・そばの乾麺や、海苔やみりんなども手軽に買うことができるほど日本食は浸透しており、日本食が恋しくなっても心配する必要はありません。
※文中の金額や税率は変更されることがありますので、ご注意ください。
おすすめの都市
語学学校が多く、滞在しやすいイギリスの都市をピックアップしました。
勉強しながら暮らしてみたい都市を見つけましょう!
- 公園が多く、緑あふれる都会は
文化的魅力がいっぱい - イギリスの首都ロンドンは、欧州のみならず中東やアフリカも含めた経済、情報の中心地。住人も多国籍で、自分が外国人だという疎外感を感じることはないでしょう。また、多くの博物館や美術館が無料だったり、一流の舞台やコンサートが低価格で見られるなど、文化的魅力にあふれた街です。公園が多く、自然を身近に感じるのもうれしい。
- 中世からの伝統を誇る
イギリス最古の大学都市 - ロンドンから西へ電車で約1時間の場所にあるイギリス最古の大学街。オックスフォード大学はひとつの学校ではなく、約40校のカレッジの総称で、学生が多く暮らすため、留学生にもなじみやすい環境です。歴史的建造物も多い一方、有名ブランドのアウトレット「ビスターヴィレッジショッピングセンター」などもあり、観光客にも人気です。
- 映画のロケ地としてもよく登場する
こじんまりと美しい街 - オックスフォードと並ぶ学術都市で、街の中心地を流れるケム川と多くのきれいな橋が特徴。パントと呼ばれるボートでの川遊びも有名。ハイテク産業の中心地ですが、人口は約13万人のこじんまりとした街で、ショッピング、観光スポットがコンパクトにまとまっているのが便利。街中の移動に自転車を利用している人が多いのが特徴。
- 歴史ある海辺の街は
ショッピングもおすすめ - 1066年「ヘイスティングズの戦い」で知られる歴史ある街。現在ではアーティストや作家などがたくさん移り住んでいるという静かなビーチ・タウンです。旧市街のハイストリートには、ヴィンテージやアンティークの店もあり、ショッピングも楽しい。また地元産の魚介類をいただけるレストランがたくさんあるのも魅力的。
- ロンドンから最も近い
人気のシーサイド・タウン - イングランド南東部のビーチ・リゾート地として人気の高い街。毎年5月には映画、音楽やヴィジュアル・アートを楽しむことのできる芸術祭「ブライトン・フェスティバル」が開催され、街中がにぎわいます。レストランが多いだけでなく、パーティタウンとしても有名で、ナイトライフを楽しむことのできるクラブやバーなどが充実しています。
- 国内有数のビーチリゾート地は
留学生も多い国際都市 - イングランド南部ドーセットの海岸部にあるボーンマスは、観光・語学学校を地域経済の要とする、国内有数のビーチリゾート。ボーンマス大学など教育機関が多く、世界中からの留学生も多いため、国際的な雰囲気が漂う街です。休日にはバース、ストーンヘンジ、ポーツマスなど近郊の都市への観光にも気軽に出かけられるのも魅力です。