エリア特集

フィリピン留学でダントツ人気! セブ島の魅力(1)

セブのリゾートエリア、マクタン島にある語学学校「ベイサイド・イングリッシュ・セブ・プレミアム・リゾート」のプール。勉強のあとは波の音を聞きながらリラックスできます。

世界で3番目に英語を話す人が多い国、フィリピン

フィリピン留学についてよく聞かれるのが「治安はどうなの?」「発音の訛りは大丈夫なの?」といった質問です。しかし、いまでは企業や学校が語学研修で利用するほど、フィリピン留学は定着してきました。なかでも、ダントツの人気はリゾート地として知られるセブ島。エリア特集の第1回目としてセブ島をご紹介する前に、まず、フィリピン留学の魅力について説明しましょう。

たしかに、フィリピンは発展途上国ですし、治安の悪いところもありますが、語学学校は安全な地域にあるので心配する必要はないでしょう。スリに狙われないよう手荷物に気をつける、危ない地域に行かない、夜は出歩かないというのは、海外ならどこの国でも同じです。

またフィリピンは、アメリカ、イギリスに次いで世界で3番目に英語を話す人が多い国です。学校教育は英語で行われるため、国民の大半が英語とフィリピノ語のバイリンガル。アメリカ企業のコールセンターが多数あり、多くのフィリピン人が働いています。国民全体でいえば教育の差もあり、訛りの強い人もいますが、少なくともそこで働くフィリピン人はアメリカ人のお客様を相手にできる英語力を持っているのです。さらに、語学学校の講師は多くが大学卒業者で、TESOL(英語教授法資格)を取得している人もいます。そもそも、大人になってから自然に発音がうつることもないので、よほど長く滞在しないかぎり心配は無用です。

最大の魅力は、格安で受けられるマンツーマンレッスン

マンツーマンの授業は小さな個室で行われます。写真は「ユニバース・イングリッシュ・スクール・セブ」のレッスン。

「QQイングリッシュ」のカフェ。フィリピン留学は3食付きが一般的で、日本人経営の学校は和食かフィリピン料理のところが多い。

では、フィリピン留学にはどんな魅力があるのでしょうか? 最大の特徴は、以下の3つです。

1.マンツーマンレッスンが激安
2.ホテルやコンドミニアム滞在も可能
3.日本から近く、時差も少ない

物価の違いから、欧米に比べて3分の1程度と留学費用が安く、渡航費も日本から近いぶん安く済みます。滞在費や食費も安いので、長く滞在すればするほど、お得感が増します。大学生や社会人にも人気が高く、ワーキングホリデーや進学で欧米に行く前に、フィリピンで英語の基礎を勉強するという若者も多くなりました。

日本でも欧米でもマンツーマンレッスンは単価が高いのですが、フィリピン留学はマンツーマンレッスンが中心で、格安で受講できる点が大きな魅力です。先生と1対1なので、短時間で英語で話すことに慣れていきます。また、他の学生がいないから、間違えても恥ずかしくないというメリットも。フィリピン人の先生はフレンドリーなので、留学が初めての方、会話が苦手な方におすすめです。

ホテルに滞在して学べる学校が、大人におすすめ!

「ブリリアント・セブ・イングリッシュ・アカデミー」が寮として利用しているコンドミニアム。キッチン付きで自炊も可能。学校は同じビルにあるので通学も便利です。

ホテルに滞在しながら学べる学校もあります。「セブ・アメリカン・イングリッシュ・アカデミー」のあるホテルエイジアの部屋。1Fには日本食レストランも併設されています。

フィリピン留学のアコモデーション(宿泊施設)にはホームステイがないため、滞在は寮かホテル、あるいはコンドミニアムです。大人の方には、落ち着いて過ごせるホテルやコンドミニアムがおすすめ。同じビル内に学校がある場合は、通学時間もかからず、疲れたときは自分の部屋で休めるので、非常に便利です。ご夫婦や親子で留学する場合は二人部屋にするといいでしょう。また、キッチン付きのコンドミニアムなら自炊もできます。

日本から近いから、時差ぼけの心配もなし!

日本からフィリピンまでは、直行便で約4〜5時間。日本との時差はマイナス1時間です。昼間の時間帯に移動すれば、時差ぼけもなく、身体への負担も少ないのでおすすめ。また、時差が1時間というのは、日本の家族とも連絡が取りやすく、社会人で仕事を抱えている人にも便利です。飛行距離が短いぶん渡航費が安いのもうれしいですね。社会人で1週間しか休みが取れない人も、気軽に留学できるのが魅力です。

次の記事では、フィリピン留学で人気の高い、セブ島の魅力についてご紹介します。

この記事を書いた人

豊田美喜Miki Toyoda
編集、ライター、取材カメラマン。留学情報サイト「大人の留学」編集長。留学情報誌「あの国でこれがやりたい!」元編集長。カメラ雑誌の編集を経て、2001年よりフリーランス。留学情報誌にかかわった13年間で留学先として人気の国々を訪問し、北米、ヨーロッパ、オセアニア、東南アジアまで幅広く取材。また、海外の生活や食文化に触れられるホームステイが好きで、9カ国16軒の家庭で短期滞在。これらの経験をもとに、留学情報、海外情報を発信中。