世界14都市のコラム
ニュージーランド・オークランド

ニュージーランドでみつける第2の我が家

ニュージーランド国内に185の支店を持つ大手不動産会社「Harcourts」。

快適な留学生活を送るための鍵ともいえるアコモデーション(宿泊施設)。立地や予算だけでなく生活スタイルも考慮し、慎重に選びたいものです。

英語での家探しや手続きは不安……という方は、日本語でのサポートが可能で、不動産会社からの信頼もあるエージェントへの依頼をおすすめします。非常にスムーズに手続きができ、何より安心できます。エージェントや不動産会社を通して賃貸契約を結べば、大きな失敗はまずありません。大家さんとの個人契約は問題発生時のケアや保証がなく、大きなトラブルのもととなるので、絶対に避けましょう。

その他「Professionals」「LJ Hooker」などの不動産会社でも賃貸物件を取り扱っています。

海外の一軒家で暮らしてみるのもおもしろい。定期的に滞在する場合や投資目的であれば購入を検討してみてもいいかもしれません。©iStockphoto.com/irakite

英語力に自信があり、エージェントに頼らずに自分で探したいという方は、地域の不動産会社のウェブサイト、複数の不動産会社が取り扱う物件をまとめて検索できる「realestate.co.nz」や「trademe.co.nz」などで物件を探してみましょう。ニュージーランドの物件探しは、オンラインが基本です。不動産会社に直接足を運んでも、ウェブサイトで得られる以上の情報を得ることはできません。

ウェブサイトで気に入った物件がみつかったら、該当物件の担当者に直接連絡して下見依頼を。下見の際に希望条件などを相談すれば、その他の物件も合わせて紹介してくれます。ただし、賃貸物件の数は決して多くないので、気に入ったものが見つかっても、その物件を長期間抑えておくことはできません。物件の下見は、入居予定日の3週間前を目安に始めたほうがいいでしょう。

短期滞在なら、家具やキッチン付きのコンドミニアムやアパートがおすすめですが、長期滞在を予定されていて、郊外での生活が苦ではない方には、一軒家もおもしろい選択肢では。ガーデニングやご近所付き合いなどを楽しみながら、ニュージーランドらしいゆったりとした生活が体験できます。芝刈りなどの慣れない作業を代行してくれる人は、どの地域でも簡単に見つかるはずです。

賃貸契約期間中3か月に一度、不動産会社による調査が入りますが(担当者が物件内に立ち入って現状写真を撮るだけの簡単な調査)、その他の手続きなどは日本と比べて簡略です。マナーの良い日本人の不動産会社間での評判は良く、適切なビザ、身分証明、現地の銀行口座と資金さえあれば、簡単に賃貸契約を結ぶことができます。思い切ってチャレンジしてみては?

この記事を書いた人

ハッチンソン麻由美Mayumi Hutchinson
夫の転勤に合わせて、オーストラリア→日本→ベトナム→中国と拠点を移し、現在はニュージーランドにて4か国目の海外生活を満喫中。各国で仕事をしながら、その国を知ることの楽しさ、文化の違い、色々な国の人との出会いを体験。海外生活で大切なのは、神経の太さとコミュニケーション力と信じつつ、日々精力的に活動している。現在はニュージーランド北島中心の記事の執筆を担当。ニュージーランドの日系メディア会社「ジャパン・メディア・クリエーションズ」所属。