留学の心得
語学学校編

授業についていけないときは、先生に相談する。

語学学校では多くの場合、テストの結果を元にクラス分けがなされます。日本人は他国の留学生に比べて、文法や単語など筆記テストの成績が比較的良く、高いレベルのクラスに入ることが割合多く見られます。ただ、会話力や聴き取り力が苦手な場合、先生の言っていることが聞き取れない、しゃべれないということもよくあることです。

もちろん、最初のうちはネイティブの英語が聞き取れなかったり、自分の意見を思うように英語で発言できなかったりするのは当然です。必要以上に自信を失ったりパニックになったりする必要は決してありません。ただし、授業中に、あまりにも先生の指示がわからない、発言もまったくできそうにない、という場合は、思い切って一つ下のレベルのクラスに変更してもらえるか相談してみましょう。

レベルを下げると文法や単語の内容も易しくなり、物足りなく感じるかもしれませんが、まずそこで聞き取りや会話力を上げるのも一つの方法です。あるいは先生から見て、あなたにとって下のクラスは簡単すぎるからもう少し現状のクラスで頑張ってみて、とアドバイスを受けるかもしれません。最初は慣れなくても、2週間もすれば慣れてきて、聞き取りや会話が上達しているということはよくあります。

いずれにしても、困ったことがあれば、素直に先生に相談することを心がけてください。必ず親身になって相談に乗ってくれるはずです。

この記事を書いた人

玉居子泰子Yasuko Tamaiko
大阪出身。高校時代にアメリカアーカンソー州に留学。東京外国語大学卒業後、英米翻訳書籍の出版社勤務を経て、フリーランスの編集・翻訳者に。共訳書に『天才シェフ危機一髪』(日経BP社)『ピース・ウーマン』(英治出版)。2005年にベトナム・ホーチミン市に移住し、ライター業を開始。その後日本に戻り、育児雑誌の編集をする傍ら、教育、留学、女性の仕事、人物インタビューなどを主なテーマに、雑誌、webサイトの編集・ライターとして活動を続けている。