留学の心得
出発準備編

不安に思っていることは事前に解決する。

海外に長期滞在するとなると、留守中の家のこと、健康面などの不安も生じてきます。少しでも気になることはリストアップして、渡航前に不安要素を解消しておきましょう。

長く留守にする場合は、近くに住む親戚やご家族、信頼できる友人などに頼んで、郵便や留守宅の様子を定期的に見にいってもらうと安心です。もちろん留学先や滞在先の連絡先は忘れずに伝え、万一のトラブルに備えて、いつでも日本の家族や友人と連絡が取れるように準備しておきましょう。

ご自身や同行のご家族に持病がある場合は、かかりつけ医に英語で診断書を用意してもらうのがおすすめです。現地で万一のことがあった場合、英語の診断書があれば、医師に状況や症状を説明しやすくなり、助かります。また、風邪薬や胃腸薬、頭痛薬などの市販の薬も、外国製だと成分がはっきりわからなかったり、効果が強すぎたりする場合があります。普段からよく服用する常備薬は、できるだけ日本から持って行きましょう。

他にも心配な点はあらゆる場合を想定して書き出し、念入りに準備をしておくといいでしょう。何も起こらなければ、それでよし。万一、病気やケガなどのトラブルが起きた時にもシミュレーションと事前準備があれば安心です。

この記事を書いた人

玉居子泰子Yasuko Tamaiko
大阪出身。高校時代にアメリカアーカンソー州に留学。東京外国語大学卒業後、英米翻訳書籍の出版社勤務を経て、フリーランスの編集・翻訳者に。共訳書に『天才シェフ危機一髪』(日経BP社)『ピース・ウーマン』(英治出版)。2005年にベトナム・ホーチミン市に移住し、ライター業を開始。その後日本に戻り、育児雑誌の編集をする傍ら、教育、留学、女性の仕事、人物インタビューなどを主なテーマに、雑誌、webサイトの編集・ライターとして活動を続けている。