留学の心得
語学学校編

なるべく日本語を使わない。

留学の最大の利点は、英語に溢れた環境に身をおけることです。英語にできるだけたくさん触れることで、頭の中が英語に慣れ、上達もぐんと早まります。学校には日本人のクラスメートもいるかとは思いますが、せめて授業中やクラスの中では、できるだけ英語しか使わないと心に決めてみましょう。

ただ、すべて英語だけ、というのはストレスも溜まります。その場合はもちろん日本語が話せる相手と会話をすることもあっていいでしょう。最初のうちは、英語で自分の思うことを話したり、相手の言うことを100パーセント理解したりするのは難しいものです。わからないことや困ったことをそのままにせず、相談できる相手がいたら日本語で情報交換をすることも時には大切です。休みの日は思い切り日本語でおしゃべりをしてストレスを解消し、また翌日からの勉強に励むのもいいでしょう。

「今はしっかり英語と向き合う時間」「少し日本語で休憩」と臨機応変に棲み分けをして、楽しく賢く留学期間を過ごしましょう。初めはなかなか口から出てこない言葉も、何度も挑戦しているうちに、自然と言いたいことを話せるようになるはずです。少しずつ英語だけを使う時間を増やしていってみてください。

この記事を書いた人

玉居子泰子Yasuko Tamaiko
大阪出身。高校時代にアメリカアーカンソー州に留学。東京外国語大学卒業後、英米翻訳書籍の出版社勤務を経て、フリーランスの編集・翻訳者に。共訳書に『天才シェフ危機一髪』(日経BP社)『ピース・ウーマン』(英治出版)。2005年にベトナム・ホーチミン市に移住し、ライター業を開始。その後日本に戻り、育児雑誌の編集をする傍ら、教育、留学、女性の仕事、人物インタビューなどを主なテーマに、雑誌、webサイトの編集・ライターとして活動を続けている。