留学Q&A

日本の食べ物は持っていけますか?

短期間の旅行なら我慢できても、海外でしばらく滞在するとなると日本の食べ物が恋しくなることがあります。そこで、日本から食材を持っていきたいと思う人もいるかもしれませんが、多くの国では加工品を含めた食品の持ち込みを制限しているので、注意が必要です。

基準は国によってまちまちで、例えば、オーストラリアは卵が具として含まれるインスタントヌードルは持ち込み可ですが、ニュージーランドは不可です。また、お米は炊いてパックしてあるものや精米したのであればOkでも、玄米はダメという国も多いようです。

お茶はほとんどの国で可能。生の野菜、果物などはほとんどの国で不可ですが、肉類、魚、調味料などは扱いが千差万別なので、事前に大使館のウェブサイトなどで調べるか、ご自分の利用する旅行会社や留学手配会社などに聞いてみましょう。

また、許可されている食品であっても、入国時に申請が必要なものは必ず手続きをしましょう。黙って持ち込んで空港で見つかれば、没収だけでなく、罰金などのペナルティを課されるケースもあります。

もっとも、ある程度の規模の都市なら、現地のスーパーで日本食材を売っていたり、アジア系のスーパーなどで手に入ったりする場合が多いものです。たいてい日本で買うより割高にはなりますが、無理に持ち込んで心配な思いをするより、割り切って現地で手に入れるほうが、結果的に気が楽かもしれません。

この記事を書いた人

永坂佳子Yoshiko Nagasaka
留学情報誌の編集、留学情報サイトのディレクターなどを経て、現在はフリーランスとして、さまざまなジャンルの編集、ライティングなどを手掛ける。英語を含め語学は“とっても”苦手で、何度も英語学習に取り組んでは挫折を繰り返した過去が。海外へ行くこと自体は好きなので、オンライン英会話で挽回を誓うが、果たして結果はいかに……。