保険は海外旅行用で大丈夫ですか？

数週間の短期留学なら旅行用でもいいかもしれませんが、それ以上であれば留学用の保険に加入していくことをお勧めします。

理由のひとつは、長期割引が適用される留学用保険が多いこと。期間が長期になればなるほど割安感を感じられるものほとんどです。

保障内容も留学生活に即したものになっています。例えば、アパートや借家などに住んでいる場合、通常の海外旅行保険に携行品損害を特約としてつけていても、室内での持ち物の盗難や破損した際は補償されません。これは、ホームステイや学生寮は、ホテルと同じく宿泊施設として扱われるのに対して、アパートやフラットは居住施設とみなされるからです。そこで、留学保険では滞在形態にあわせて、保険料が設定されています。

また、家族の死亡や危篤による一時帰国費用や歯科治療に関する特約があるなど、長期にわたる留学生活に備える内容になっています。

海外でのケガや病気の治療には、思わぬ大金がかかることも少なくありません。そのため、留学先の学校から保険加入が義務付けられたり、保険の加入証明書の提示を求められたりすることもあります。

留学生保険を設定している保険会社はいくつかありますが、料金や内容、加入の条件などはそれぞれ異なるため、よく調べてから申し込むようにしましょう。

保険会社

この記事を書いた人

永坂佳子Yoshiko Nagasaka: 留学情報誌の編集、留学情報サイトのディレクターなどを経て、現在はフリーランスとして、さまざまなジャンルの編集、ライティングなどを手掛ける。英語を含め語学は“とっても”苦手で、何度も英語学習に取り組んでは挫折を繰り返した過去が。海外へ行くこと自体は好きなので、オンライン英会話で挽回を誓うが、果たして結果はいかに……。